New Day 基金プロジェクト

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文化醸成を通じて、東北から新しい日本をつくる

2011年3月、アート企業カイカイキキ主催、村上隆氏ら現代美術アーティストによるチャリティーオークションが開催された。その売上金の半分である3億4千万円の寄付金を被災者支援に活かすため、日本財団はNew Day基金のコンセプトづくりを支援。本プロジェクトでは、東北の地に自立と主体を取り戻すため、文化醸成に中核を置いた新たな価値創造を推進する。

地域と美術館を結ぶ新しい場「アール・ブリュット美術館」の創設

2013年3月、アール・ブリュット美術館整備及び地域コミュニティ育成事業を実施。翌年2014年の5月、原発事故被害の大きい福島県の誇りを支える新たな発信拠点として、地域と協働したアール・ブリュット美術館(はじまりの美術館)を開館した。

はじまりの美術館を運営する社会福祉法人「安積保育園」は、これまでも障害者らがつくった作品の魅力を伝えるために展覧会を開催してきた。安積保育園の美術館構想と、舞台となる猪苗代町の十八間蔵の出会いが、「アール・ブリュット」を軸にした美術館創設が実現させた。

コミュニティデザインの第一人者である「studio-L」の協力のもと、地域住民を対象にヒアリングやワークショップ、またfacebookや紙面を活用した、住民へのきめ細かな発信など、地域と美術館を結ぶ取り組みが繰り返し行われた。

本事業は、アートが復興支援として社会にできることを象徴する取り組みとなり、多様な市民が社会活動に取り組むことのできる新しい可能性を示した。

2014年2月からは、女川町と郡山市におけるプロジェクトも開始。復興まちづくり議論や情報共有のための拠点としての「フューチャーセンター」や、若者の起業や創作活動のための拠点となる施設の整備に取り組んでいる。

プロジェクト概要

new-day基金概要

プロジェクトデータ

  • 事業名
    New Day 基金プロジェクト
  • 実施団体
    ① 福島県猪苗代町「はじまりの美術館」(2014年6月オープン) > (福) 安積保育園
    ② 宮城県女川町「女川フューチャーセンターCamass」(2015年3月オープン) >  (特非)アスヘノキボウ
    ③ 福島県郡山市「福島コトひらく」(2015年6月オープン) >  (特非)コースター
    ④ 福島県福島市「CHANNEL SQUARE」(2015年3月オープン) >  (一社)F-WORLD
    ⑤ 福島県二本松市「生産者と首都圏をつなぐ交流拠点」
      (2015年6月第1期オープン、第2期は企画再検討中) >  (特非)福島県有機農業ネットワーク
    ⑥ 宮城県七ヶ浜町「Art Café Bar SEA SAW」(2016年5月オープン) 
      > (一社)Organization for Activation Support In Shichigahama
  • 期間
    2013年2月~
  • 場所
    宮城県、福島県
  • 拠出総額
    約2億8113万円
  • 関連URL
    New Day 基金
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