


南相馬市、福島県の復興の、10年後、20年後の担い手を育てたい。
東日本大震災による津波と原発事故により、南相馬市は甚大な被害を被り、子供達は未曾有の被災経験をした。一方で、外部からの多くの支援を受けたことで、「感謝の気持ち」と「人のために役立ちたい」という想いを手に入れた。10年20年と続く復興を今後担い得る人材を育て、南相馬市、そして福島県全体の復興に貢献することを目指す。
県内の小中学生を対象に、太陽光発電施設と植物工場を活用した職業体験や
ワークショップ、高校・大学生の有志を対象に社会起業家の育成を行う。
県内(主に市内)の小中学生を対象とし、太陽光発電施設と隣接する植物工場を活用した職業体験やエネルギーについて考えるワークショップといった体験学習を実施した。また、高校生、大学生や社会起業を志す若者を対象として、事業計画の立案、市場調査、新規商品開発を実践を通して学ぶ講座を開き、社会起業家の育成も行った。これらの事業を通して、次代の復興を担う人材の育成を行う。
プロジェクト概要
計1000人を越える小中高生に体験学習を実施し、計180人の高校・大学生に社会起業家育成を実施。今後も継続的な学習ができる機会を作っていく。
体験学習は50回実施し、計1064人の小中学生が学習をおこなった。内、957人は対象として想定していた南相馬市内の小中学生であるが、相馬市、新地町、福島市等南相馬市外の小中学校からの来訪もあった。
社会起業家育成は、県内4校の高校生48人、県内2校の大学生132人が受講し、更にこの大学生の内4人をインターンシップとして受け入れた。
今後は、継続的に学習ができる「週末オープンスクール」、考える力と行動する力を養う「発表の場」を開講。太陽光以外の自然エネルギーによる発電を学べる施設へと拡充を図ると共に、福島県内の自然エネルギー発電施設の状況を視覚的に知ることができる施設を作り、設備を充実させ、更なる訪問者増、学習者増を図る。
プロジェクトデータ
-
- 事業名
- 南相馬ソーラー・アグリパーク事業
-
- 実施団体
- (一社)福島復興ソーラー・アグリ体験交流の会
-
- 期間
- 2013年4月~2014年3月
-
- 拠出総額
- 833万円
-
- 関連URL
- 南相馬ソーラ・アグリパーク